専属カメラマンの課題

まぁ専属カメラマンと言ってもプロではないですし、レースも草レースですし、カメラもコンデジですし。
でもコンデジ縛り(正しくは良いカメラが買えないだけ?)の中、まだまだ修行の段階と言い聞かせ(まぁお金がないだけですけどね)X-20で出来るところまでやってみたいと思います(まぁ好きなんですよコンデジが)。

今回の課題はピントの追い込み。
まぁ元々X-20はAFもアマく動体にも弱いらしいのですが、さすがに何レースも撮ってみると嫌でもそれを実感せざるを得ないですね。
ということでまだ何か出来る事はないかとSSはもちろんの事、追尾AFとか手振れモードなどの便利機能も見直します。
各撮影モードの選択により使えなくなる機能なども今一度頭に叩き込みます。

また今回は軽くチュートリアルをしただけで予選などの撮影はあまり撮らないようにしました。
電気パック3個ではまだまだ朝一からの撮影には不安が残っていたので。


結果としては前回のレース時よりもピントの合わせは良くなった様な気がします。
また、撮影ポイントとしては5カ所おさえているのですが、レース中のタイムを考慮して他のレースカーとの絡みの起きるタイミングを逆算する事により、構図を増やす事ができました。コレはレーサー達のレベルが上がった事による要因も大きいですね。


で、レースも終わり写真を整理中に他の方の撮った写真を見せてもらったのですが、やっぱりカメラの性能差は大きいですなぁ…

でもありがたい事に次の課題も発見しました。

今回確かにピントの正確性は上がったのですが、どうしてもバリピンにならないんですよね。
最初もうこれはコンデジレベルの性能ではどうしようもないのではないかと思っていましたが、色々考えた結果まだやれる事はありそうです。ピントの問題よりは回折の問題かもしれません。
という訳で忘れないうちにネックとなっている部分や課題を記載しておきます。


センサーサイズの違い
これはとにかくコンデジだから仕方がない。
自分では良く撮れたなと思っても一眼大砲との差は一目瞭然。
残念ながらコレはどうしようもないです。

が、今回撮った写真を見比べるとおおよそF値は5〜9ぐらいを推移してるんですよね。これを2.8〜5くらいで撮ることが出来ればもう少し背景をボカす事が出来、小絞りボケも緩和されるので解像度も良くなると思われます。
なので次回は4段くらいのNDフィルターを入れてみようと思います。
ただ、よりフォーカスの精度が要求されますなぁ。


テレコンの質
こいつも解像度を悪くしている原因に考えられますね。なんてったって2000円くらいで買ったハクバのテレコンですからね。テレ端でなんとか使えますがそれでもフレーム外周が走ってる感が少し気になります。
TCON-1.7Xかパナの同等品が良いらしいので検討中です。問題は重量と見た目。ヘンテコなカメラになりそうな予感がしなくもない?


C-PL
思ったんですがレースだと数秒後には違う角度からの写真を撮る事も多いのですが、そうなるとPLフィルターを合わせている時間があまりないんですよね。
いっそ外してしまったほうが良い?
でも装着して乱反射がヒドくなる事はないなら、効果がなくてもあった方が良い??でもNDフィルターやテレコン等、レンズ前に枚数が増えてくると精神衛生上よろしくない。


フィルムモード
PROVIAスタンダードではちょいとコントラストが足りないというか発色が悪いというか。でも出来る限り補正してない素の状態を撮るという事でついつい選択してしまう。反面Vividではギリギリきつくない位で発色が良いんだけど、なんかそれ一辺倒だとつまらなくも感じてしまう。ProNeg-Hi、次回はコレだ!


パソコン持参
いつも失敗するのが、カメラの液晶では良いのだけど家に帰ってパソコンで見ると全然ダメというパターン。パソコン持参するかね。
また構図に関してはせっかくファインダーが付いているんだから使いたいのですが、テレコン使用の為残念ながら使用不可なのが痛いところ。でもこのカメラ、ファインダーはフォーカスポイントのマークだけなのでテレコン不使用でも不安なんだけどね。


ホワイトバランス
X-20のダイナミックレンジは大きく掛けてもHDRのような写真にはならない。あくまで補正的な範囲のもの。多少の白とび対策には有効そうだけどノイズも増えるみたい(実際にはあまり気にならないけどね)。
正直ホワイトバランスを弄っている時間はあまりなかったんだけど、カラーをフラットにすると言う使い方とは別にエフェクティブな使い方にも気にかけたいところ。


ということでまだまだ課題は山盛りですが、やっぱり本番が1回しかないというプレッシャー、各ドライバーの持ち時間の制約の中での撮影というのはいろいろと身になりますなぁ。