最近はマーシャルを売ってGuyaの古いアンプを買っております。
ちなみに知らない方の為に、Guyatone…グヤトーンって言います。海外ではガイアトーンって言われているみたいです。ちょっとばかり調べて見ました。
昭和20年代でしょうか?東京サウンド研究所より楽器部門?のグヤ電気楽器製造元という名前で始まっています。日本初のエレキギターを作った会社です。
その後 東京サウンド株式会社に変わりグヤトーンという名前も登場しています。
どうも「グヤ」から「グヤトーン」に変わった時期がある様なのですが、ちょっと分かりませんでした。ただの憶測かもしれません。ちなみにTOKYO SOUND CO., LTD. カッコ良すぎ!!カンパニーリミテッド!ってことで結構輸出にも力を入れていたみたいで、特にヨーロッパ方面では人気があったようです。
ジャパンビンテージという雑誌があって、それのVOL.4にGuyatoneアンプの特集がありますが、国産メーカーでこれだけチャレンジできるメーカーはあまりないんじゃないかと思うほど、多数のラインナップがあります。また、価格もお求め易い価格で共感できます。
これからも良いメーカーであって欲しいですね。
で、自分は60年代までのモデルにハマっているのですが、65年以降の情報は割とあるのですが、それ以前は情報が少なく謎が多いです。
主にGのエンブレムがある時期なのですが、そのエンブレムのサイズが大小2種類存在するようなので、個人的にビッグG(LEVI'Sみたい?)とスモールG(比較的初期のモデルなのでInitial G)と呼ぶ事にしています。
メーカーホームページはこちらから。
Guyatone
http://www.guyatone.jp/index.html
メーカーサイトの一番下にカタログギャラリーがありますので、是非ご覧下さい。
追記
Tokyo sound co.ltdは
2012.1.31 をもちまして営業終了となりました。
記念すべき最初のグヤはこのアンプでした。
当時ツイードのチャンプを探していて、同じ店にあったのがこのアンプGA-520とGA-820でした。
店の主人曰く、チャンプより断然こっちの方が良いよ!って。
その言葉と、この見た目。1ボリューム、12インチ1発という仕様も気に入って即購入しました。つまみが少ないのも良いですね。
もう嫌なんですよ。たくさんつまみがあるのが(笑)
極論的にはボリュームとトーンで十分です。
アルニコスピーカーから出るクリアな鈴鳴り。クランチ、オーバードライブも気持ち良いのですが、クリーンで気持ちよく弾きまくったのはこのアンプが初めてでした。ギャンギャンに歪ませても奇麗な倍音が残るります。
Guyatone GA-520
JACK:Input1,Input2,TremoloFootSW
CONTROL:Volume,Treble,Bass,Speed,Intensity
TUBE:12AX7,12AU7×2,6AQ5×2
Output:12W
Speaker:Alnico12"
Size:
ノックダウンってやつです。某オレンジ色アンプではありません(笑)
以前ジャンク購入したGA-620がダメージが多かったのでヘッド化しました。
なのでGA-620Hです。GA-820のリバーブなしモデルといった位置付けなのかな。
オーバーホール済みで一部のみ定数は変わっていますが、基本的にオリジナルを尊重し大きく変更した個所はありません。
音はいいのですが、まだもう少し煮詰めたいところ。
Gバッジを付けるか付けないか悩みます。電源コードは取り外し式にすれば良かったです。
Guyatone GA-820 '65
Control:VOLUME/TREBLE/BASS/REVERBE/SPEED/INTENSITY
JACK:INPUT1/INPUT2/REV FootSwitch/TREMOLO FootSwitch/PowerSW
TUBE:12AX7/12AU7×3/6AU6/6BQ5×2
Output:18W
Speaker:Alnico12"
GA-520を購入以来グヤトーンのアンプにはまってしまい、ワンボリューム+フルチューブ+アルニコ12inchのスペックで探していたのですが、この末尾20シリーズは見た目がなかなかブティックなのでいいですね。ただ、このアンプはジャンクで購入、かろうじてかすかな音は出るもののノイズも多く使いものにならず、仕方なくネットで知った修理屋さんにOHに出すこと2ヶ月。5万円弱ほど修理代がかかったものの、原因不明のノイズの悩まされ(後に自分で修理)、結局直ってなかったっていう…。
そして、修理屋さんとは音信不通に…。
苦いっす。
この時から自分で直せるようになろうと、参考書を読み勉強し始めました。
今思うと良い経験ですが。
Guyatone GA-1030 ReverbCombo '73
Panel:INPUT1-2/Volume/Treble/Bass/RevF.S/TremoloF.S/Reverb/Speed/Intensity
Tube:12AX7 / 6AV6 / 12AU7×2 / 6BQ5(EL84)×2
Output:18W
こちらも人気の銀パネシリーズ。
ヘッド化しました。
回路はGA-820とほとんど同じですが、パーツレイアウトがかなり奇麗になっていますのと
グリッドミュート式のスタンバイスイッチが付きました。
グヤ6BQ5PPシリーズの完成形といった感じでしょうか?
ノイズも静かになっています。
また、GA-820とほとんど回路も同じなのに、よりフェンダーっぽく、よりマーシャルっぽい感じもあります。スピーカー次第で遊べる感じがします。
が、
お嫁に行きました。
ちょっと自分には奇麗な音すぎるのです。
GA-940です。
シンプルイズベスト!? 12AX7、12AT7、6L6PP の4本都合で、出力は約50Wほどです。
正直言うと迷ったんですよねこのアンプ。
6L6PPなので自分には出力が大きすぎるんです。ベースアンプだし。
でも結果正解でした。
低域が歪んで輪郭がなくなるんじゃなくて、巻き弦のあのニュアンス、バズとかがそのままアウトプットされます。それはもうゴリゴリと。
ちなみに900シリーズは910、950、930、960、940(BASS用)という順でちょっとシリーズの流れが不明です。(940はベース用モデルなので関係はなさそうですが)
960 通称BLACK 5は結構有名なモデルのようです。
トップパネルは錆や汚れが多かったので塗装しました。
ほんとはMarshallのヘッドの様に前面もパネルで埋めたかったのですが、放熱の関係で躊躇しております。GA-2080Bを見る限りは大丈夫そうですが…。
しかし案の定Bass Amplifierって名前はちょっと…。
出力管ごとにアンプを揃えてみようかな。
http://www.eddievegas.com/store/details/1960%27s-Guyatone-Lap-Steel-and-Amp.php
↑まずこちらのサイトをご覧下さい。サイトマスター様より心よく転載の許可を得ました。ありがとうございます。
Model A amp です。いろいろと探していたら海外のサイトで見つける事が出来ました。勘の良い方はすでに気付いたかと思いますがこのアンプ、ラップスチール用のアンプだったみたいです。そういえばTeiscoのメロディもギターとセットだった?らしいので、こちらのモデルももしかしたらこのギターとセットだったのかもしれません。ちなみに既にSoldになっており、手に入れる事は出来ませんでした。
で水を差す訳ではありませんが、このモデルは真空管4本都合のアンプなのですが、「pair 6AR5 power tubes with a 5MK9 and 6AV6 preamp.」と紹介されています。
…
そう、無理なんです。その4本でプッシュプルアンプは。
でも細部の写真も掲載されており、一見確かにそうも見えます。
これはいろいろ悩まされました。
散々頭の中でその4本でなんとかアンプを作り上げていたのですが、結局納得いく結論は出ませんでした。結果としては写真を細かく見て分かったのですが、2本ある6AR5の写真が2つとも同じ実物だということ。
おそらくサクサクっと写真を撮ってから、掲載するデータを作る際に重複してしまったのでしょう。あら〜、すごい遠回り。
ってなわけでおそらく5MK9、6AV6、6AV6、6AR5 が正解かと思います。
う〜ん微妙。
5MK9ってちょっと手に入りにくそうだな〜。
この機種は狙わないでおこうかな。
せっかくOHして6AR5ってのもなんかガッカリだし。
てか6AR5のギターアンプってどんな音なんでしょうか。
ラジオ世代の方にはおなじみなんでしょうが、なんだか自分は「6AR5=チープ」ってゆうイメージです。
それはそれでそそりますが。
Guyatone MODEL CS
モデル名、エンブレム、使用球からするとおそらく60年代初期頃の製品かと思います。
ジャンク品として購入しましたがトランス、スピーカーは問題なくスイッチ接触不良、リキャッピングなどで問題なくOH完了!
シングルアンプで空中配線のためかノイズが目立つ為シャーシのオープンしてる側にシールドとしてアルミ板を追加。
その他電源ケーブル交換、パスコン追加など少し改造していますが、基本的にはオリジナルを尊重しあまり回路は変えていません。
ベニアのキャビのカラッとした音が良いです。
PANEL:PowerSW/Volume/Tone/Input1/Input2
TUBE:6X4/6AQ5/6AV6×2
Output:4W
Speaker:Alnico6inch/Maybe4Ω10W
Guyatone TV-100 Trad & Vintage
番外編です。一応スモールGなので。
昔のGuyatoneの復刻版ということですが、GA-100 ReverbComboあたりでしょうか?(リバーブないけど…)
でもGバッジがついているということはそれ以前のモデルかもしれませんね。
それはともかく、新しくFenderやMarshallのコピーを作ろうってんじゃなくて、自社製品の復刻ってのがファンにはたまらないところ。
音も素晴らしいです。クリーンはFender~歪みはMarshall系でグヤトーンには珍しくリッチな感じの音です。ノイズも少ないです。
球は全てオリジナルのナショナル製で満足してますが、時間がある時にでもいろいろ試してみたいです。
2010.10.10
プリ管交換しました。いろいろな球を持って行きJJかTung-Solで悩んだあげく、Tung-SolのECC803Sに決定!JJは現代的にスタンダードな音で良いんだけど味がなく感じたので、少しモッサリしてますが、枯れていてファットなTungSolにしました。
パワー管はまたいつか。ってか6L6持ってない(エレハモならあるけど)。
パワー管試しました。JJとスベトラーナ、エレハモ、RUBY、TUNG-SOLの各現行管からですが結局ナショナルになりました(笑)
‐以下はカタログから引用‐
■ギターアンプの原点である、オール真空管"A級シングル動作回路"を採用。
ルックスだけのビンテージでなく、内部パーツのひとつひとつに徹底してこだわった、まさにトラッド&ビンテージといえる一品です。
深く枯れた味わいのナチュラルトーン、ボリュームを上げた時のリアルな歪みは、プレイヤーの指先にセンシティブに反応します。
■サウンドニュアンスを切り替えるモードスイッチを採用。
モードⅠはホットでブルージーなサウンド。
モードⅡは枯れたブライトなサウンドをプロデュース。
■10インチ・ビンテージスピーカーから叩きだされるサウンドはスペック以上の"鳴り"を実現。
出力:連続最大実行出力 20W / 平均出力 10W
スピーカー:25cm広帯域型ビンテージスピーカー×1
コントロール:ボリューム、バス、トレブル
ジャック:インプット×1
スイッチ:モードⅠ / モードⅡ、電源
消費電力:65W
使用真空管:6L6GC×1 、 12AX7A×2
外形寸法:405(W)×375(H)×198(D)mm
重量:12kg
定価¥50,400-(税込)