低速リサイクラー OF-150

コロナで移動自粛中の為釣りに行けず、アオリもマダイも美味しい時期を逃してしまいそうです。ま、仕方ないですね。

という事で、遂にリールの改造も終わってしまったので暖めていたネタを完成させることに。

ご存知オリムピックのファイター150という、どこの中古コーナーでも見かける、もしかしたら一家に一台?みんな持ってるんじゃないかってリールです。

いつだったか、ライン交換用に古いラインを巻き取る為にあったら楽かなと思い買ったんだけど、ギア比は低いしスプール径が細いので巻き取りは遅いわ、逆にキャパシティは結構あるので何回か分は巻き取れるんだけど今度はそれを捨てる時が結構大変で、もっと楽に出来ないかと改造してみました。
何だかんだ高速リサイクラー買うのが手っ取り早いんですけどね、あの微妙な価格が何とも手が届かない。釣り好きの彼氏、旦那にプレゼントしたら嬉しい物No.1ですわ。


とりあえずいきなり完成してますが、良い点悪い点などを。


良い点
・ちゃんとしたドラグ付き。径は小さいけどファイターはこれでもかって位マルチディスクのドラグですからね。いい感じにテンション掛けて送り出せますわ。

・反対に古いラインを巻き取る時も、片面のないボビンを作ってあるので、終わったらサッとラインだけを外して捨てられます。楽ちんですわ。

悪い点
・折角ならもうちょっとギア比があったら嬉しいところ。でも500円位で手に入るのは捨てがたい。ちなみにメインギアの歯数が33だったので、おっ?ちゃんと割り切れないギア比になってるのかな?っと思ったけど計算したら2.75:1でした。33って以外と割り切れるんですね。ちなみに本家の高速なんちゃらは3.5:1。

・ボビンを取り付けないといけないので構造上リールフットをオフセットさせたのですが、おかげでバランスが悪いこと。大判じゃない普通のサイズでもフットより下に来てしまうんですよねぇ。また、ハンドルが結構大きいんでテーブルや台に取り付けて回す事は出来ません。フットに下駄を履かせれば良いんですが、リールシートに装着できる今の仕様もそれはそれで良かったり。



ボビン取り付けナットは、蝶ナットかノブ付きに変えようかな。右ねじですが十分締められるのでドラグが出る勢いでナットが緩む事はありませんでした。

ギア比は高くないですが、ボビン位の径があれば実用では十分そうですね。

あとライン交換では必要ないので取り外してしまって良かったのですが、クラッチ機構は残してあるのでその気になれば投げられます(笑)


追記です。

オフセットはスプール径を選ばず便利なのですが、やはりレベルワインダーと角度があると巻き取りに偏りが出来るので元に戻し、下駄を履かせ120mm程度までボビンが装着できるように手直し。ついでにスタードラグが勝手に緩む現象が見られたので、コの字ワッシャーの下に座金を入れて対応。

写真はマッキー1号(通称ひのきの棒)に装着の図。