ダイワ ミリオネア ST-1000 考察

こんなん手に入れてみました。
小型でチープさがいい感じ♪カップサイズ的にはabu1500/2500番よりも3mm程小さくカルコン50番代のナローサイズってところでしょうか。フットのオフセットがカルコン程はないので手にすっぽりって感じはないですが、それでも十分握りやすいですね。と言ってもフットは取り外し出来そうなので、作ってしまうのも手ですが。


で、手に入れたら入れたで、やはり改造したくなる性分でなのでまずは各部考察していきたいと思います。

私の場合改造=キャスティングなのですが、もともとミリST-1000は穴釣りやチヌなどのライトゲーム用なのかドラグはなく、ブレーキの類はメカニカルブレーキしかないので投げる用途には向いてなさそうなんですけどね。ま、廉価版なので最低限の機能のみといった感じなのでしょう。


気になるスプール重量はスプールピニオン、ブッシュ含めてですが約11gとノーマルスプールとしてはかなり軽量な部類ですね。

ちなみにスプール径は約29.5mm、幅は20.3mm程でした。

樹脂スプールなので、マグ化の場合はアルミ板を追加しなければなりませんね。

ピニオンに嵌るシャフトの2面取りの部分が細いので、あまり激しい釣りに使うのは怖いかな。

遠心ブレーキ化はブレーキリングを作ればパッと見出来そうに見えますが、奥行きが少なくスプールエッジが埋まった残りは殆どないので無理そうですね。

スプール軸のブッシュ、メカプレート部のブッシュは4-11-4で、ベアリング化が可能ですね。

コグホイールはabuのものより小さく、ベアリングを入れるのは外側に1BBが限界か。
ポストを取り外せれば細く作り直すのもありですが、面倒くさいので1BBで抜け止めはカップ側に一工夫かな。

レベルラインの2BB化は基本的に純正を追加工しているので問題なし。

メカプレートはこんな感じ。
ドラグがないのでシンプルですが、板タイプの薄いスタードラグがあればドラグを入れる事も出来そうですね。

ギア比は約4.2:1。って事で巻き上げ長は約39cmですか、う〜ん、トップでこちょこちょやるにはラインキャパがなぁ…。スピナー専用機?

ちなみにこのリール、クラッチのオンオフとは別にハンドル逆転有り無しのスイッチがあるのでダイレクトリールとしてももちろん使えるのですが、ダイレクトモードに固定ならば左ハンドルでも使えますね。
レベルワインダーがなくなるんで手動レベルになりますが(笑)

ちなみにその状態でクラッチ切ってフリースプールにして投げる事もできますが、その場合は一度ハンドルを逆回転させてクラッチを戻してからでないと巻けないので、ちょっとパニックになりそうです。


っという訳で、改造すればabu1500くらいのポテンシャルはありそうですね。スプールシャフトがピニオンを貫通する分少し抵抗は増えますが…。

ん?
ミリST1000もベアリングはメカプレートに付いてますよね。って事はピニオン非貫通に出来るんでないの?( ̄▽ ̄)

なかなか弄り甲斐のありそうなリールですな。